英語を話せるようになる人の共通点って、何ですか?
今まで、多くの生徒さん達に英会話を指導してきて、話せるようになる方に共通する点って、確かにありますね。
僕も、いずれ、きちんと英語を話せるようになりたいので、是非おしえてくだい。
わかりました!
それでは、今回は英語を話せるようになる人の特徴を3つシェアします。
英語を話せるようになる人の特徴3選
最初に結論を言うと、以下の3点になります。
1.言われたことを、素直に毎日継続する人。
2.間違えることを、恐れない人。
3.明確な目標または強烈なモチベーションのある人。
それでは、順番に見ていきましょう。
言われたことを、素直に毎日継続する人
英語に限らず、何かを成し遂げる人は、コツコツと言われたとおりに積み上げていく人です。
素直であることの大切さ
英語を話せるようになるには、正しい方法で、毎日繰り返すことが必要です。
間違った方法を繰り返すと、下手が身に付くので、反って逆効果です。
正しいことを言う人(例えば「英会話講師」)の言うことを、素直に実行すると、無駄に長い時間を費やすように感じるかもしれませんが、結局、最短距離で目的を達成できます。
ここで、「素直さ」が欠けて、英会話ビギナー(素人)なのに独自のアレンジを加えてしまうと、間違った方へ進んでしまい、いつまで経っても、目的地にたどり着くことができません。
目的地が東京駅の場合に、名古屋駅から「上りの新幹線に乗ってください。」と言われたのに、「下りの新幹線」に乗車してしまったら、「東京駅」ではなく、「大阪駅」に着いてしまいます。
それもまた、人生。
大阪を満喫して、たのしかったから、良し!というハナシもありですが、殊(こと)、英会話をマスターするとなると、いつまで経っても話せるようになりません。
よくあるのが、「TOEICの勉強をして、英語を話せるようになりたいです!」という名古屋から大阪へ向かってしまうケースです。
TOEIC(L&R)で高得点を取る練習をいくらしても、英語を話せるようにはなりません。
でも、TOEICで高得点を取ると、就職・転職に、有利に働くので、悪い話ではありません。
(大阪に着いて、食い倒れて、たのしむパターンでしょう。)
但し、当初の目的「英語を話せるようになる」は叶いません。
毎日継続する力
毎日コツコツ、地味だけれど、ひたすら地道に繰り返す能力が必要です。
コツを掴んで、急に英語ペラペラになるということはありません。
毎日少しずつ、積み上げていくほかないのです。
但し、努力の末に、急に英語を話せるようになってくる時期というのは、確かに、あります。
努力をいくら積み上げても、一向に成果がでない「成長が右肩上がりではなく、平坦な状態」を、台地のようなカタチから、プラトー(plateau:台地)と呼称します。
このプラトーの時期が長ければ長い程、その後の成長は急になることが多いと言われています。
それまで、蓄積してきた知識・技能が一気に開花するのです。
とはいえ、「コツを掴めば、誰でも3日で、英語ペラペラ」というのは、詐欺商法の情報商材に違いないので、注意してください。
ちなみに、英語を話せるようになっても、毎日コツコツと英会話力をメンテナンスしていないと、スラスラと話せなくなります。
また、母国語の日本語でさえ、知らない単語や表現があるのですから、第二言語として学ぶ「英語」に関しては、どんなに英語に精通していっても、知らない単語や表現は、無限に出てくるものと覚悟してください。
逆に、それを楽しんで、毎日、遊び感覚で英会話を続けていくといいでしょう。
間違えることを恐れない人
間違った英語を話したら、恥ずかしい。
このマインド・ブロックを外せた人は、どんどん英語を話せるようになります。
言葉を学び始めた赤ちゃんのつもりで!
日本語を学び始めた頃は、赤ちゃんだったので、間違えても「恥ずかしい」なんて気持ちはなかったはずです。
だから、どんどん間違えて、お母さんから、優しく訂正されながら、正しい日本語を話せるようになってきました。
犬をみて、最初は「あ、わんわん、わんわんだよ。」と言っても、ママは、
「イヌです!イヌと言いなさい!!」
と怒らなかったでしょう。
「そうだね。わんわん、いるね。わんわん、かわいいね。」と褒めて返してくれたはずです。
その会話を交わすことで、たのしい!と感じ、子供はもっと、もっと、話すようになります。
6歳にもなれば、もう、「わんわん」とは言わず、普通に「ねぇ、犬がいるよ。かわいいね。」となります。
しかし、そこまで、数年かかっています。
これを、数ヶ月で達成するのが英会話学習の世界ですので、赤ちゃんから小学1年生まで、超特急で進む感じになります。
でも、最初から、小学1年生並みに英語を話せるはずもなく、まずは、赤ちゃん状態から、はじめる、という覚悟が必要です。
誰でも、最初はビギナーですから、間違えて当たり前です。
間違えることを恐れずに、どんどん、英語で話してください。
それは、恥ずかしいことではありません。
そこで、「間違えたくない」とか「正しい英文法に則って英語を話さなきゃ!」と思ってしまうと、一言も発せられません。
つまり、英会話の練習ができません。
30回間違えて、31回目に正しい表現をすれば、いいのです。
本当に、30回くらいは、間違えます。
もっと、間違えても全く問題ありません。
いかに、多く練習するか、発声するか、が大切になります。
講師の重要性
「正しいことを言う人(例えば「英会話講師」)の言うことを、素直に実行する」と書きましたが、正しい指導のできる英会話講師を選ぶことが重要です。
ビギナー生徒に向かって、やたら滅多、言い直しをさせる講師は避けてください。
その人は、英語を話せるかもしれませんが、講師としては失格です。
生徒が話している途中でイチイチ遮り、訂正する講師がいますが、講師失格です。
間違えるのは当たり前で、話す練習をしている段階の生徒さんであれば、どんどん発話してもらわねばなりません。
重要なものは、言葉ではなく文字で、つまり、チャット機能などを用いて指摘して、復習に役立つようにするくらいで十分です。
最初のうちは、それも要らないくらいです。
そうした、無駄にイチイチ指摘する講師に出会ったら、ネイティブキャンプなら、そうっと、クラスから退出してください。
「退出」ボタンをタップするだけ、です。
そうして、次の良さげな(優秀そうな)講師を選んで入室しましょう。
自分に合う、良い講師を見つける旅もまた、英会話学習のたのしみのひとつです。
素敵な講師を探す旅に出よう!ネイティブキャンプ!
明確な目標または強烈なモチベーションのある人
単に「英語を話せたらカッコいいな。」という人で、英語を話せるようになった人を見たことがありません。
英語を話せるようになるには、毎日時間を割いて、かなりの訓練をする必要があります。
「英語を話せたら、かっこいい」くらいの動機では、続かないからです。
明確な目標のある人
英語を話せるようになって、海外事業部に異動するんだ!とか、外資系企業に転職して高給取りになるんだ!
といった具体的な目標がある人は、英会話を学び続ける理由がハッキリしているので、毎日コツコツ続けることができます。
異動にせよ、転職にせよ、プラス方向へのモチベーションであり、意欲の沸く、正統派のパターンだと思います。
強烈なモチベーションのある人
その一方で、「この上司の下で働き続けると、精神を病む。いや、もう、病んできている。早く転職しなきゃ。」とか、「会社が外資系企業にM&A(合併買収)されて、アメリカ人が上司になった。何言ってるか、サッパリわからん。」とか、「憧れの人に告(コク)りたいけど、格が違い過ぎて自信が持てない。そうだ、英語ペラペラになって自信をもって告白しよう。」とか、追い詰められたり、強烈な思いがバックグラウンドにある人は、放っておいても、死ぬ気で努力を続けられるので、英語を話せるようになります。
「英語を話せたら、カッコイイかな。」程度の生半可な覚悟とは、レベルの違う、強烈な、「英語を話せないと、死ぬ。」くらいのネガティブなモチベーションがあると、文字通り、「死ぬ気で、頑張る。」ので、成果が出やすいのです。
まとめ
まとめると、以下の3つの共通点があります。
1.言われたことを、素直に毎日継続する人。
2.間違えることを、恐れない人。
3.明確な目標または強烈なモチベーションのある人。
これら3つが全て揃っている必要はありません。
但し、3つとも当てはまれば、かなり高い確率で、近い将来、英語を話せるようになるでしょう。
英語を話せるようになると、未知の世界への切符が手に入ります。
まだ見ぬ世界へ、一歩を踏み出してみては いかがでしょうか。
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