こんにちは!
英会話講師のTravis(トラヴィス)です。
本日は、中級者の悩み「リスニング」に関して、考察します。
文字を見れば、簡単。
英語学習の中級者くらいが、直面する壁として、ヒアリングが挙げられるでしょう。
速過ぎて、何を言っているのか、聞き取れない。
スクリプト(文字)を見れば、「な~んだ、簡単。」
こんな経験は、ありませんか?
実は、速過ぎて聞き取れないのではなく、英語話者が、ひとつひとつの単語を、日本人が習った通りに発音していないから、聞き取れないのです。
例えば、Frist of all は、ファースト・オブ・オールとは、発音されません。
カタカナで表記すると、おおよそ、ファスタボー といった感じになります。
このように、文章になると、個々の単語の発音が変わってしまう現象を「音声変化」と呼称します。
音声変化のルール
①子音で終わる単語と子音で始まる単語が連続すると、先の子音が脱落する。
I didn’t call you. 電話しなかったよ。
の didn’t call では、’t が発音されず、ディドゥン・コールとなります。
t の音は、held t とも呼ばれ、舌を上歯茎につけて t の発音をする直前の状態までいくものの、息を出さずに止めます。文字で書くと難しく感じますが、スクリプト(字幕)を見ながら 聴くと、簡単に理解できます。
get money お金を稼ぐ も、「ゲッ・マニィ」のように、t の音が脱落します。
② and の dの音は、発音されないことが多い。
A and B は、エイ・アン・ビィ となります。
andの後に、母音が来ると、nとくっついて、ナニヌネノの音になります。
例えば、and I は、アナイというように。
練習方法
音声変化のルールは、数多くありますので、全てについては触れませんが、自分でも、同じように発音することで、聞き取れるようになります。
教材として、字幕のついた映画やTVドラマのワン・シーンを用いると いいでしょう。
映画全編は、避けた方が無難です。
長過ぎます。
好きなジャンルの作品を5分ほど切り出して、繰り返し、真似してみると いいでしょう。
別の作品で、同じ表現が出てきても…、あら不思議、聞き取れるようになっています。
こうした、地道な訓練の積み重ねによって、リスニング能力を向上させるしかないため、興味深い作品を選ぶことが、成功への道と なるでしょう。
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EE videoは、映画、アニメ、旅行、宇宙、科学、ビジネス、教育…etc. と、さまざまな分野の作品を字幕付きで観られるサービスです。
興味深い分野を選べば、「勉強する」という感覚ではなく、無理なく続けられると思います。
英語学習の中級者で、壁にぶつかっている と感じたら、一度、試してみることを お勧めします。
人気アニメ「進撃の巨人」の英語吹替版が追加されました!(2021.10)
コメント
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