こんにちは!
英会話講師のTravis(トラヴィス)です。
最近、ブリティッシュ・イングリッシュに憧れる生徒さんが、多いので、本日は、イギリス英語について考察します。
大英帝国
歴史を概観すると、世界の覇権争いの勝者は、ざっくりと、ポルトガル=>スペイン=>イギリス=>アメリカといったところでしょうか。(当初は、軍事力で世界を支配し、近代になるにつれ、経済力で支配するように、支配形態は、変遷してきています。)
その中でも、イギリスは17世紀~19世紀にかけて、長期に渡り、世界の覇権争いに加わり、文字通り世界征服を成し遂げたといっても過言ではないでしょう。
20世紀に入り、ヨーロッパ各国(主に、イギリス)からの移民が建国したアメリカ合衆国が覇権を握りましたが、アメリカも、元宗主国のイギリスを、邪けんにできず、目の上のタンコブ的扱いをしていたように感じます。
もともと、イギリスからの移民たちがアメリカ合衆国を建国しているので、アメリカ英語といっても、オリジナルはイギリス英語です。
同様に、オーストラリアもイギリスの植民地で、罪人(といっても主に政治犯など)を島流しにしており、オーストラリア英語といっても、やはり、オリジナルはイギリス英語です。
お隣のニュージーランドは、羊で有名。
人口が少なく、ニュージーランド英語は、オーストラリア英語と非常に近いものです。
インドは、イギリスが東インド会社を設立して、支配していましたし、南アフリカ共和国は、極端な差別政策「アパルトヘイト」で、完全植民地支配下に置いていました。現在なら、レイシスト問題で世論から激しいバッシングを受ける状態です。また、1997年に、中国へ返還したものの、もともとは、香港も、実質的に植民地支配していました。
大英帝国は、20世紀以降、地図上では島国のように見えますが、19世紀半頃までは、文字通り世界征服をしていた一大帝国だったのです。
オリジナル英語
そうした歴史的背景から、かつてのイギリス支配下の国々の英語よりも、オリジナルであるイギリス英語の方が、生徒さん達の目には、高尚に映るのかもしれません。
そもそも、「英語」という日本語にしてみても、英国の言葉、つまり「イギリスの言葉」という意味であり、決して「米語」ではありません。
アメリカ英語というのは、いわば、「アメリカ訛りのイギリスの言葉」ということになります。
世界共通語としての英語
しかしながら、現在では、母国語とは別に、コミュニケーション・ツールとして英語を話す人達が増えてきており、どこの国の言葉かということは、さして重要ではないように思われます。
シンガポール英語は、独自の進化を遂げて、もはや、別の言語とも言える「シングリッシュ」と化していますし、マレーシア人たちも、自分たちの英語を「マングリッシュ」と言っています。
コミュニケーションを取ることを目的とすれば、どこのアクセントかは、さして問題ではなく、通じるレベルの発音や言い回しであれば、良いという事になります。
ただ、何でもいいよ、となると、反(かえ)って困るため、ある程度の方針として、イギリス英語を学ぶ方がいいのか?アメリカ英語を学ぶメリットはあるのか?という疑問は沸くでしょう。
結論として、アメリカ英語を学ぶことをお勧めします。
最初に言及した通り、世界の覇権争いの勝者は、ポルトガル=>スペイン=>イギリス=>アメリカとなっており、現時点で、アメリカ合衆国を無視することはできません。
かたや、イギリスのGDPは世界6位に留まっており、1位のアメリカからは、大きく水をあけられています。イギリスは、いわば、過去の国です。
政治・経済・文化等、21世紀になっても、まだ、アメリカの影響力は絶大と言わざるを得ません。
そうなれば、その国の言葉を標準とすることが自然であり、われわれ日本人が第二言語として習うのであれば、アメリカ英語の役立つ場面が、最も多いと考えられます。
首都・東京 と 古都・京都
例えるなら、現在の日本語の標準語は東京弁であり、千年前の標準語が京都弁ということに似ています。(現在の京都弁が、千年前の日本語とは別物ということは、無視してください。あくまで、「例え」です。)
ある国から、日本語の通訳になるために、日本に来た留学生が、わざわざ、京都弁を習って帰国するよりも、素直に東京弁を学んで帰国した方が、役に立つ場面が多いと考えられます。
つまり、われわれ日本人が、わざわざイギリス英語を学ぶより、素直にアメリカ英語を学んだ方が無難だと思うのです。
カラン・レッスン
それでも、イギリス英語を学びたいというのであれば、カラン・レッスンがお勧めです。
英語をビジネスでも使うけれど、イギリス英語でカッコよく話したいというのであれば、イギリスの英語教師カラン氏が発案したカラン・メソッドで学ぶことが効果的です。
カラン・レッスンで、イギリス発音かつイギリス英語表現が身に付きます。
QQイングリッシュなら、「カラン正式認定校」として、講師のトレーニングも十分です。
結局、話したい言葉を習う方が、モチベーション・アップにつながります。
継続的な学習が、英語を学ぶ上で、重要ですので、興味のある分野を学んだ方がいいでしょう。
イギリス英語に興味のある方は、QQイングリッシュで、カラン・レッスンを体験してみることも一案です。
コメント
This is so great and wonderful write up i really love this article sir keep the good job going sir!
This motivates me a lot thanks os much for this great information keep it up sir!
Thanks so much for another wonderful and nice article sir keep the great work going sir!
Thanks Travis. Always some good information from you. Please make more !!!!