こんにちは!
英会話講師のTravis(トラヴィス)です。
日本で最も認知されている英語試験TOEIC(L&R)でのハイスコア取得を優先すべきか、それとも、英会話の習得が先か?
考えてみましょう!
TOEIC(L&R)の勉強で、英会話はできないの?
TOEIC(L&R)の試験は、クセが強く、きちんと練習しないと、それも、かなり練習しないとハイスコア(800点以上)を狙えません。
しかし、その訓練の中に、英会話に直接役立つものがありません。
そのため、TOEIC(L&R)でハイスコアを取得しても、英会話ができないのは、普通です。
英会話の練習をしていないのですから、当たり前です。
逆もまた、真なり。で、英会話ができるからといって、TOEIC(L&R)でハイスコアが約束される訳ではありません。むしろ、ボロボロの結果が出ます。
これは、TOEICを主催するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の問題だと言えます。
第二言語として英語を用いる人材の英語能力を測定するために作成された試験にも拘(かか)わらず、英会話力との相関が弱いスコアを叩き出してしまいます。
個人的には、リコールものの不良品だと思っています。
折角、TOEIC試験対策の勉強を頑張って、TOEIC(L&R)でハイスコアを奪取したのに、英語を話せないなんて、一体、何を頑張ったんだろう?と、やるせない気持ちになります。
英語を話せるようになるには、TOEICの勉強とは別に、英会話の練習をする必要があります。
目的の再確認
それでは、どのようにすることが、最適なのか。
この問題は、英語を学ぶ理由を明らかにすることで、解決できます。
履歴書にTOEIC(L&R)のスコアを書く必要があれば、まず、TOEIC(L&R)でハイスコアを奪取してから、英会話練習をすべきです。
TOEIC(L&R)でハイスコアを奪取することは、スタートラインに立つことです。
英会話だけできて、TOEIC(L&R)スコアを持っていないと、英語力の客観的証明が困難です。
特に、ドメな日本企業の場合、英語面接官が不足しているため、TOEIC(L&R)スコアのみで英語力を判断するきらいがあります。
他方で、AmazonやGoogleの中途入社試験であれば、面接官に英語ネイティブの話者がいますので、面接時に、直接、英語力を測ることができます。
しかし、今をときめく、AmazonやGoogleといったグローバル企業への入社希望者は多いため、履歴書提出の段階で、TOEIC(L&R)スコアを提出しておいた方が無難です。
TOEIC(L&R)スコアを提出せずに、英語面接時に十分な英語能力を証明すればいいのですが、書類選考段階で、切られてしまう虞(おそれ)は、多少なりとも あるでしょう。
したがって、TOEIC(L&R)スコアの提出を求められる状況では、まず、TOEIC(L&R)でハイスコア取得し、その後、もしくは同時並行で、英会話力を磨くことが望ましいと言えます。
他方で、米国への赴任が決まった場合等、TOEIC(L&R)スコアの提出が不要で、真の英語力が求められる場合には、TOEIC(L&R)対策など、している暇はありません。
全力で、英会話の練習をしましょう。
ヘッドハンティング
外資系専門のヘッドハンティング会社では、リクルート担当者(いわゆるヘッドハンター)が日本人ではありません。
英語のみのeメール等でのアポ後、電話面談をする際も、英語だけで話します。
この場合、TOEIC(L&R)スコアはいくつですか?といった寝ぼけた質問は出ません。
彼らは、TOEIC(L&R)スコアがビジネスで 役立たないことを知悉(ちしつ)しているからです。
この段階まで 進んでしまえば、真の英語力を磨くことに集中できます。
私自身も、Career CarverやRobert Walters等の外資系専門ヘッドハンター達と、定期的に電話面談を行い、転職市場の動向や自(みずか)らの市場価値の確認を行っています。これにより、自分自身のスキルの棚卸を行い、強み・弱みを再確認できます。
その上で、どの部分を強化または補っていくべきか、判断します。
卵が先か、鶏が先か?
最初の問題に立ち返ってみましょう。
多くのケースでは、TOEIC(L&R)スコアが必要になります。
その場合は、TOEIC(L&R)対策が先。
その後に、英会話の練習です。
しかし、TOEIC(L&R)スコアの提出が不要であれば、潔く切りましょう。
さて、ここまで書いてきて、「卵が先か、鶏が先か?」のロジックと相違していることに、ようやく気付きました。
卵から鶏が生まれ、鶏が卵を産む。どちらが原因で、どちらが結果か、何とも言えない。
しかし、TOEIC(L&R)をいくら頑張っても、英語を話せるようにはならず、英会話の訓練をいくらしても、TOEIC(L&R)でハイスコアは取れません。
どちらも、原因にも結果にもなりません。
これは、「卵が先か、鶏が先か?」のロジックでは、ありませんでした。
すみません(ショボン
TOEIC(L&R)で、英語力の客観的証明をしてから、英会話の訓練で真の実力を付ける。
という、流れ 一択です。
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コメント
Thank you for this informative article!