こんにちは!
英会話講師のTravis(トラヴィス)です。
皆さん、カラン・メソッドという英語学習法を耳にしたことが ありますか。
カラン・メソッドは、イギリス人の英語教師、カラン氏が独自に考案した「早口英語を聞きまくり、話しまくる英語学習法」です。
以前のブログで、英語が話せるようになるためには、英語を話す練習(訓練)をする必要があると書きましたが、カラン・メソッドは、そのうちの一つの方法です。
カラン・メソッドとは
某 大手英会話スクールの謳い文句によると、通常の4倍の速度で英語を話せるようになるそうです。
5年前の謳い文句は、確か、通常の3倍の速度でしたから、メソッドも、進化したのでしょうか。
いえ、中身は全く同一です。
単なる、キャッチ・コピーですので、言ったもの勝ち です。
実際に、3倍速なのか、4倍速なのかは、実証実験をしたわけではないので、不明ですし、正直、過大広告気味に感じますが、かと言って、効果が無いとは言えません。
むしろ、オススメできます。
話す訓練をしないと話せるように ならない と言われても、英会話をはじめたばかりの方は、英会話クラスで、挨拶後、言葉が出てこないし、どうすれば いいの?と、なります。
そもそも、挨拶後、ごく自然に、スモール・トークに入れる方は、既に、英会話を楽しく続けられるレベルの方ですので、放っておいても、好きなレッスンを沢山取って、どんどん上達していきます。ただし、そんな方にも、カラン・メソッドは有効です。
カラン・メソッドの学習の流れは、基本的に、以下の1と2の繰り返し です。
- 講師の早口英語による質問を、2回 聴く。
- その質問に、短縮形を用いたフルセンテンスで、素早く回答する。
講師の早口英語を、聴く。
カラン・メソッドでは、講師は、生徒の質問に答えてはなりません。ひたすら、機械的に早口で質問をし続けなければなりません。その結果、生徒は、強制的に、英語のまま理解することに慣れていきます。カラン・メソッドは、ステージ1~12まで、12段階もありますので、初心者用のステージ1は、非常に短い英文で構成されており、わざわざ日本語に訳さなくても 理解できます。ステージが、上がるに従って、長文になっていきますが、そこに到達するまでに、慣れてしまっています。
したがって、頭の中で、英語から日本語へ、また、日本語から英語へと、翻訳せずに、英語のまま受け答えする 思考回路が作られていきます。
講師がゆっくり話してしまうと、翻訳する時間が取れてしまい、頭の中で、英語のまま処理されにくくなるようです。これは、経験してみると、実感できます。
語学学習の順序で1番最初にマスターすべき、「聴く」を訓練します。
英語で聴いて、英語のまま、理解できるように なります。
短縮形で、フルセンテンスで回答する。
短縮形(contraction)の例として、
have not => haven’t
will not => won’t
などが、挙げられます。
これは、実際の会話で、良く用いられる表現であり、短縮しないで話す人はほとんどいないことから、自然な英語を話す練習になります。それと同時に、リスニング能力の向上にも寄与します。ネイティブが、頻繁に使う表現を知り、聞き取る能力が向上するのです。
更に、フルセンテンスで回答することが、正に、「話す」訓練になりるのです。
単に、Yesとか、Noとか答えるだけでも、会話は成立しますが、目的は英語を話せるようになることですので、Yes, I have. I’ve got a pen. と長く言うこと自体が、練習になるのです。そして、その表現を丸ごと覚えていきます。何度も、復習するので、意識せずとも、ある程度 自然に暗記してしまいます。
カランの問題点
まず、カラン氏がイギリス人であることから、発音・表現ともに、イギリス英語になります。
アメリカ英語とは、かなり違うので、最初は戸惑う方が多いでしょう。
次に、ステージが上がることを目的としてしまい、実力がついていないのに先に進んでしまう傾向が強いように感じます。
カラン機構も、商売ですので、それを助長しているきらいはあります。
5~6年前までは、ステージ10までしかなかったように記憶しています。ステージ12まで増やすことで、テキストを売り、顧客にレッスンを取らせ続ける意図が、全く無いとは思えません。
まとめ
細かい問題は あるものの、話す訓練にフォーカスした、非常に優れた英会話学習メソッドです。
「話す」練習をしろと言われても、何を、どう話してよいか、わからない、という方にとって、試してみる価値のあるメソッドだと思います。
興味のある方は、是非 一度、試してみてください。
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コメント
wowww this is great and wonderful Mr Travis keep it up sir!