【悲報】TOEIC(L&R)850点でも、英語を話せない!?

TOEIC
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こんにちは!

英会話講師のTravis(トラヴィス)です。

TOEIC(L&R)って、役に立つのでしょうか?

結論

TOEIC(L&R)スコアが、800点以上の人でも、英語を話せない人は珍しくありません。

でも、TOEIC(L&R)のハイスコアは、わが国において、非常に役立ちます。

英語を話せるようにならないのに、なぜ、役に立つのでしょうか?

TOEIC(L&R)と英会話

TOEIC(L&R)のスコアが高くても、英語を話せないのは、普通です。

もちろん、話せる人もいます。

しかし、日本人で800点台の場合は、満足に話せない人の方が多いように感じます。

英会話も十分にできる人は、TOEIC(L&R)対策以外の訓練をしています。

つまり、TOEIC(L&R)の勉強をしたら、英語を話せるようになるわけではありません。

TOEICとは?

TOEIC L&Rはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです。出題形式は毎回同じで、解答はすべて問題用紙とは別の解答用紙に記入します。」(出所:TOEIC®公式ウェブサイト)とありますので、英語を話す必要がない試験です。

【公式】テストの形式と構成|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
TOEIC Listening & Reading Testのテストの形式と構成に関するページです。TOEIC Program(英語テスト事業)、書籍・出版、グローバル人材育成を事業展開するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が運営するサイトです。

英語の試験であることは、確かですが、インタラクティブに(双方向で)英語で意思疎通を図るスキルを測る試験とは言い難いのです。

TOEICを主催するIIBC(財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)も、こうした批判を受けていることは知っていて、改善に努めています。

そこで、考案されたのがTOEIC(S&W)です。

TOEIC(L&R)は、「聞く」「読む」の試験であり、英語4技能の測定尺度としては不十分なため、TOEIC(S&W)では、「話す」「書く」能力の評価にフォーカスしています。

TOEIC(L&R)が990点満点なのに対し、TOEIC(S&W)は200点満点で評価されます。

一般的にTOEIC(L&R)のハイスコアは、800点以上と言われます。つまり、約80%以上の正答率を達成すれば上級者の仲間入りです。しかし、TOEIC(L&R)スコアが800点の人でも、TOEIC(S&W)を受検してみると、半分も取れないケースが多いのです。

当然の結果です。

「話す」練習も、「書く」練習も十分にしていないのですから。

更に、根深い問題として、S&Wの「話す」能力の測定部分では、ほぼ一方的に「話す」ことが求められ、インタラクティブな会話形式ではないため、英会話能力を測る試験とは言い難いのです。

インタラクティブな試験とするためには、能力の十分な試験官(人間)を雇って、各試験官の標準化を図る必要があるため、コストが嵩みます。

これを行っている試験にIELTSがありますが、受験料は約3万円です。

TOEICのように約5千円で、隔月、手軽に受けられるような試験として運営することは困難です。

TOEIC(L&R)の場合、休校日たる土日に大学の校舎を数棟借り、そこに、数百人~数千人の受験生を詰め込んで、試験監督と受付は、その大学の英語なんてできないバイト学生に任せれば、十分です。試験時間は正味2時間ですから、設営と撤収を勘案しても、5~6時間もあれば十分でしょう。IIBCから、協会の従業員を送り込んで、本部部屋で全体を監督させつつ、各教室にバイトを数名ずつ配備すれば、あとはルーティンをこなすだけです。大学のアルバイト掲示板に日当8千円と貼りだせば、バイトへの応募者が押し寄せて、半日のうちに定員が埋まります。学生間では「おいしい超楽(チョラク)バイト」と呼ばれるでしょう。1会場の受験生を1,000名として、ざっくり@¥5,000計算すると、収益500万円ですから、十分、ペイします。

IELTSのように、個別面談方式で英会話能力を測定しようとすると、一人の試験官が、一人の受験生と10分~15分間 話した上で、個別評価しなければならないため、数百人を一度に見るわけにはいきませんし、英語のできない学生バイトと異なり、面接官を確保することも大変です。コスト面で(日払い給与)も高い面接官を雇わなければならず、金銭面においても、実施のハードルは高くなります。一人当たり15分間の面接をして、その後5分間、スコアカード(採点)付けをすると、試験官1名につき、1時間で3人の受験生しか見られません。例え@¥30,000の受験料を取っても、儲かる商売とは言い難いでしょう。

そのため、わが国は、商売(ビジネス)として、成功を収めているTOEIC(L&R)の独壇場です。

IIBCが、TOEIC(S&W)を導入して随分経ちますが、未だに一般化しない理由として、IIBC自体がExcuse(言い訳程度)としてしか、捉えていないことが挙げられます。

IIBCがTOEIC(S&W)に本腰を入れていないのです。

TOEIC(L&R)で十分儲かっているし、現状維持で安定収益を確保できているため、頑張ったところで報われない(収益を生まない)TOEIC(S&W)の試験方法改善および認知度アップ並びに一般化に向けて、努力する必要性を感じていないはずです。

今後の動向

日本で英語話者の人口が少ないうちは、TOEIC(L&R)の化けの皮は剝がれにくく、IIBCもTOEIC(S&W)の改善および普及に 本腰を入れないでしょう。

しかし、「安価なオンライン英会話」の登場によって、英語を話せる日本人が増えていけば、状況は一変するはずです。

採用担当者の中にも、英語を流暢に話せる者がいれば、TOEIC(L&R)は不要になります。

それまでに、何年かかるか、何十年もかかるのか、今のところ、何とも言えません。

現時点では、中学・高校の英語教諭の多くが英語を話せないため、ALT(外国語指導助手)を利用していますが、効果は顕在化していないようです。

しかし、日本人の英語教員本人が英語を話せる人材ばかりになれば、自(おの)ずから、英語の教え方も改善し、英語を話せる生徒達が増えると予想します。

現在は、英語を話せない人から英語を習っているので、英語を話せるようにはなりませんが、英語を話せる人から英語を習うようになれば、話せるようになる確率が上がるでしょう。

それは、現在のオンライン英会話学校で、実証されつつあります。

一旦、そのサイクルに入れば、英語を話せる日本人は、爆発的に増えます。

その時、TOEIC(L&R)スコアがどうこう言う輩は、いないでしょう。

しかし、現状ではTOEIC(L&R)の威光は絶大ですので、ハイスコアを目指しつつ、同時並行で、英語を話す訓練を「オンライン英会話スクール」で積むことをオススメします。


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