こんにちは!英会話講師のTravisです。
英語を話せるようになるには、どうすればいいのですか?
簡単です。
たくさん「話す」練習をするだけです。
簡単じゃないと思うんですけど…。
そうですね。
何もせずに、すぐ、話せるようになるという意味の「簡単」ではありません。
でも、正しい方法で訓練を続けていけば、自然と話せるようになっていきます。
その正しい方法というのが、わかりません。
わかりました。
今まで書いてきた英会話練習法を、まとめて解説しましょう。
よろしくお願いします!
多くの日本人が英語を話せない理由
この地球上では、17.5億人もの人々が英語でコミュニケーションを取っていると言われています。
つまり、世界の総人口のうち、4人に1人が 英語を話せる計算になります。
さらに、そのうち約8割の人々は、第二言語として英語を操る、非ネイティブ達です。
それにもかかわらず、日本人の多くが英語を話せない理由は何でしょうか?
実は、英語を話せるようになる方法は、多くの日本人が英語を話せない理由に隠されているのです。
伝統的な日本の英語教育
現在では、小学3年生のカリキュラムから、外国語活動として、英語の授業が始まりました。
その上、小学5年生からは、正式に英語の授業として取り組んでいます。
しかし、現在20歳以上の日本人の多くは、中学生になってから、英語を習い始めているはずです。
それでも、中学で3年間、高校で3年間の合計6年間も英語を学びます。
大学に進学すれば、さらに4年がプラスされ、10年間も英語を習うのです。
それにも拘(かかわ)らず、多くの日本人が英語を話せないということは、日本の伝統的な英語教育を続けても英語を話せるようにはならないという証拠になるでしょう。
英語を話せない理由の一つに、中学では、習い始めるのが遅すぎるという仮説が考えられます。
現在のカリキュラムでは、実質的に小学3年生から英語を習い始めるので、英語の早期教育が、どのような影響を与えるかについての検証になるでしょう。
しかし、この仮説検証は、まだ、始まったばかり。
結論が出るのは、10年~20年後になるでしょう。
ここで、その仮説について考察しても、サンプルが無いため無意味です。
そこで、現時点までの情報で、なぜ、多くの日本人が、英語を話せないのかを紐解いて いきましょう。
英語を話せない英語教員による英語教育
まず、問題として挙げられるのが、中高の英語教員の多くが、英語を話せないという問題です。
中高の英語教員のうち、英語を話せる方は、まだまだ、少数です。
そのことに気付いた文科省がALT(外国語指導助手:英語を話せる補助教員)をつけて、英語の授業を2名体制で行うといった工夫を取り入れています。
この効果がみられるのは、まだ、少し先になるでしょう。
しかし、ALT制度を導入しても英語を話せる日本人が有意(明らか)に増加しなければ、英語を話せる補助員を入れても効果が無いという結論に達します。
個人的には、ALT制度を採用しても、英語を話せる日本人が有意に増えるとは思いません。
伝統的な英語教育を続ける限り、英語を話せる補助員(ALT)の助けを借りても、本質的な問題は解決されないからです。
伝統的な日本の英語教育の問題点
日本の学校英語は、「読み」「書き」に重点を置いています。
これは、教員が英語を話せないことにも関係していると思われますが、「聞く」「話す」の試験をしようにも、それに対応できる教員が不足します。
口頭試問は難しいので、現実的な試験問題として、ペーパー・テストと成らざるを得ず、「読み」「書き」ができれば、英語で高評価が 得られるため、生徒は「読み」「書き」の学習に集中することになります。
当たり前ですが、「読み」「書き」ばかり練習していて、「聞く」「話す」練習をしなければ、英語で話せるようになる はずがありません。
聴く・話す・読む・書く
また、英語に限らず、言語習得には、順序があります。
日本人の赤ちゃんが、日本語を覚えていく過程を辿(たど)れば、自然な言語習得の順序が明らかになるでしょう。
赤ちゃんの言語の習得は、まず、母親の声を「聴く」ことから始まります。
次に、聴いた言葉と目で見た状況とを理解して「話す」ようになります。
その後、学校で文字を習い、本などを「読む」ことができるようになり、
最後に、覚えた文字で、文章を「書く」のです。
「読み」「書き」は、ほぼ同時進行になります。
日本の英語教育では「聴く」「話す」を飛ばして「読む」「書く」ばかりを訓練します。
これでは、言語習得過程に無理があり、不自然な言語理解に成らざるを得ないでしょう。
この歪(ひずみ)こそ、日本人が、英語を10年間習っても話せない原因だと考えられます。
理解しながら、聴くことの重要性
このように、①聴く②話す③読む④書く の順序で言語を習得していくことが自然な流れですが、①聴くについては、ただ単に聴くだけに留まらず、状況を理解しながら、聴くことが重要になります。
お母さんが、赤ちゃんの「鼻」を触りながら、「は~な」と言ったり、自分の「鼻」を指差しながら「は~な」と言ったりすることで、赤ちゃんは、「どうやら、この顔の真ん中についているもののことらしいぞ」と認識しているはずです。つまり、ただ音で覚えるのではなく、視覚にも訴えながら、内容を何となく理解しながら、その音が「それ(鼻)」を表す言葉だと覚えていくのです。
赤ちゃんは生後しばらく、人間の言葉を話しません。泣いたり、擬声音(ぎせいおん;聞こえた音を真似て出す音)を発したりするだけで、言葉としての意味はありません。
それが、目で見てお母さんの言うことを聴くうちに、「どうやら、このことを言っているらしい」と、記憶に留めていくのです。
「見ながら聴く」過程で、ある程度の時間を要します。それから、赤ちゃんは一気に話し出すのです。
ここが、言語習得で最も大切な根幹となる部分であるにも拘(かかわ)らず、日本の伝統的な英語教育では、この過程を、完全にスキップしてしまっているのです。
理解しながら、音を聴く。読まない。
赤ちゃんは、何も知らないところからのスタートなので、目で見て、理解しながら、音を聴いて、「見たモノ」と「聴いた音」とを同一のものとして認識していきます。
大人が同じ過程を辿っても、いいかもしれませんが、時間が掛かり過ぎます。
ここは、効率的に飛ば(スキップ)しても、問題ないでしょう。
しかし、理解する過程で、文字を見てしまうと、特に、大人の場合は、「ローマ字読み」に引っ張られて、文字通り読むクセが抜けず、聴いた音通りに話さない(話せないではなく)人が多い様に感じます。
これは、子供でも同じです。
私のクラスに来る小学生は、既に、アルファベットやローマ字を読むことができる上に、高校1年生レベルくらいの文章はスラスラと読めます。
そのため、オーディオを聴かせてから 真似させても、1個ずつの単語を区切って読んでしまうことが多いのです。
文字を知らない幼稚園児の場合、ローマ字読みができないため、素直にオーディオ通りの発音をします。
これが、文字を覚えてしまうことの弊害です。
聴いた音をそのまま覚えるのではなく、一旦、文字に置き換えて整理してから、頭にインプットしてしまうと、間違った発音をしてしまいますし、ヒアリング時にも、正しい発音を認識できず、聞き取れない状態に陥ります。
【例】子音のt
子音のtを考えてみましょう。
日本人の多くは、getを、「ゲット」と読みたくなりますが、最後の t は、舌を上歯茎に当てて、息を止めるため、音を出しません。つまり、「ゲットゥ」とも発音しないのです。「ゲッ」になります。単語の最後に来るtは、発音しないのです。
また、米国アクセント(アメリカ発音)の場合、単語の途中にくるtは、rとdの中間音になり、t(トゥ)とは、発音しません。
例えば、greaterは、「グレイター」ではなく、「グレイダー」と「グレイラー」の中間音になります。
更に、単語が並ぶと、先程発音しないといった get のt が、発音されるようになります。
但し、get upは、「ゲット アップ」ではなく、t が d と r の中間音「ダ」と「ラ」の中間のような音として、現れ、「ゲラップ」と「ゲダップ」の中間の発音になるのです。
同様に、ビートルズの名曲 Let it be は「レット イット ビィ」ではなく、「レリビー」または「レディビー」のように変化するのです。
大人になってから、発音矯正するのであれば、こうした法則を覚えていくことが、比較的早道です。
しかし、子供の場合、音をそのまま真似して声帯模写させた方が、正確できれいな発音をストレスなくできるようになっていきます。
但し、学校でアルファベットとローマ字を習ってしまうと、急に、発音が悪くなります。
単語の一つ一つを、音節で区切って、アルファベットの並び通りに読もうとしてしまうからです。
文字を知らない状態で、普通に会話できるレベルまで、もっていくことができれば、この問題はクリアできますが、文字を使わずに、そのレベルまで到達できる子は、逆に、母国語たる日本語が怪しかったりしますので、バランスが難しいところです。
1つの言語を覚えるだけでも大変なのに、起源の異なる2言語(日本語と英語)を同時に、高いレベルでマスターすることは、かなり、困難です。
あまり、プレッシャーを与えずに、楽しみながら学ばないと、英語学習を嫌いになってしまいます。
「好きこそものの上手なれ」の真逆で、一旦嫌いになってしまうと、修正が難しいため、子供の場合は、特に、変なプレッシャーを与えてはなりません。
但し、実は経験上、大人も、同様です。
大人には、逃げ道が多く用意されています。
英語学習を挫折する理由はたやすく見つかるため、すぐに、止めることができます。
いずれにせよ、文字を読む前に、「聴く」「話す」をしっかりと、できるようになることが肝要です。
フィリピン人の英語は?
これに対して、第二言語として英語を話す人達は、ここまで極端に音声変化させて話しません。特に、フィリピン・アクセント(フィリピン訛り)、セルビア・アクセント等は、日本人にとって、反(かえ)って聴き取り易いはずです。
オンライン英会話スクールには、世界各国の講師が在籍していますが、フィリピン人講師は、安価なオンライン英会話スクールであれば、高い確率で、在籍しています。
これに対して、インド訛りやシンガポール英語になってくると、アメリカ英語から、かなり離れて、独特の風味を持つので、インドへの赴任予定やシンガポール移住などを考えているのでなければ、無難に、フィリピン・アクセントのフィリピン人講師に習うことを推奨します。
白人アレルギーのある日本人であっても、アジア系のフィリピン人講師であれば、親しみが沸いて、あまり緊張せずに済むのではないでしょうか?
セルビア人講師は、見た目が西欧顔のため、無駄に緊張してしまう人もいるかもしれません。
このあたりは、個人の感覚に依存する部分なので、何とも言えません。
音声変化が少なく、聴き取り易い英語を話すという意味では、フィリピンでも、セルビアでも大差ないでしょう。
何より、「英語で意思疎通を図ることができるようになる」という目標を達成しようというのであれば、何も、不利なカードを一度に何枚も引く必要はないのです。
つまり、ネイティブ話者から習うということは、①コストが高く、②音声変化が多くて聴き取り難いというハードルを同時に越えなければなりません。
更に、ネイティブ話者は、自然に音声変化させて話すため、習い始めの生徒さんに対して、なぜ、どのようにして、そのような発音になるのかを、説明できないことが、ほとんどです。
説明してくれたとしても、英語での説明になりますので、③英語で発音に関する説明を理解しなければならず、ハードルが上がります。
この辺りは、発音や音声変化の説明に長けた日本人講師に日本語を交えたレッスンを受ける方が、理解が早く、結果として、早く効果がでるでしょう。
いずれにしても、不利なカードを何枚も同時に引くと、基本的な英会話に辿り着く前に挫折してしまいかねません。
複雑なものは、可能な限り単純なパーツ(部分)に分解して、当該パーツをひとつずつ、潰していくことが、結果として、早道なことが多いのです。
まずは、第二言語として英語を話す、同じアジア人のフィリピン人講師と、多く英会話を練習することが、英会話上達のコツです。
フィリピン人講師に習うメリット
ネイティブキャンプにも多いフィリピン人講師に習うメリットは、たくさん あります。
陽気で明るい人が多い。
南国の島で生まれ育った彼女たちは、朗らかです。
決して裕福ではないけれど、青い空の下、美しい自然の中で、ある意味 日本人よりもずっと豊かに暮らしています。
白い砂浜、エメラルド・グリーンの海、10人兄弟姉妹にゲイも混じっていて祖父母も一緒の大家族という自由過ぎる雰囲気が、彼女たちの人柄を作ったんだなぁと、思います。
何人兄弟なの?
11人兄弟。わたしも入れて12人だよ。
お兄ちゃんが5人で、うち一人はゲイで、姉妹が7人。妹も、ネイティブキャンプの先生だよ。
じゃ、明日は妹のクラスに行ってみるね。
約束だよ!
ゼッタイに、喜ぶから。
実際、翌日は妹のクラスに行くと、「熱烈歓迎」してくれました!
モチベーションを上げてくれる。
とにかく、褒め上手。
大人になっても、ヒトは褒められて伸びるモノ。
ましてや、子供を、叱るのは、命に関わる本当に危険な場合だけで十分です。
褒めて、褒めて、褒めちぎって、モチベーションを上げていきましょう。
フィリピン人講師の場合、自身が、あまり怒られたことがないようで、褒めるのが当たり前で、怒る人はあまりいません。
友達のように接してくれる。
ココ、大事。
まるで、友人と話しているようで、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
だから、土日に8時間レッスンを受けるなんて、簡単です。
好きな先生と楽しく話したいなら、もっと、上手に話せるようになりたくて、英会話上達のモチベーションも上がるので、英会話力UPの良いサイクルに入ります。
この無駄話とも思えるダラダラ会話を長時間していく中で、自然と、その先に進むための英会話力の基礎体力が養われていくのです。
わたしの他の記事で、「平日2~3時間、土日8時間の英会話を半年間 試してみてください。」と書いてあるのを見て、「無理!」と思った方もいるかもしれませんが、やってみると、そうでもありません。
誰でも、簡単に できます。
それは、一人で頑張る8時間ではなく、仲のいい友人と 楽しみながら 過ごす8時間だから。
「勉強する」とか「頑張る」という感覚では、続かないでしょう。
その状態を、ごく自然に作ってくれるのが、南国育ちのフィリピン人講師たちなのです。
フィリピン人講師のデメリット
人の話を聞かない。
これは、フィリピン人講師に限ったことではないのですが、生徒の話を遮って、自分の言いたいことを 喋り続ける講師がいます。
英会話トレーニングでは、生徒が7割、講師が3割くらいの割合で話すくらいで丁度いいと考えられます。
陽気な先生や、自己主張の強い先生の中には、自分のハナシばかりを聞かせて、英語のレッスンであることを、忘れてしまっている人もいます。
こうした講師に当たってしまう確率は、かなり、高いと思ってください。
繰り返しになりますが、フィリピン人講師に限ったことではありませんが、陽気な人に多いので、フィリピン人の半分くらいは、一方的に話し続けるケースがあります。
その場合の対処法は、ネイティブキャンプ なら、「そうっと、退室する。」です。
どうせ、いくらでも、追加料金無料でレッスン受け放題ですので、英会話力向上に役立たないレッスンに無駄な時間を費やす必要はなく、次の講師を取ればよいだけです。
それでも、また、ヒトの話を聞かない講師に当たってしまったら、また、次へ・・・。
この過程で、疲弊して、力尽きてしまう生徒さんも多いのですが、ココは、頑張りどころです。
生徒の話をうまく引き出して、しっかり聞いてくれる、聞き上手な先生を沢山みつけて、お気に入り登録しておきましょう。
お気に入り講師のストックは、あなたの英会話力向上のための、強力な武器になります。
リスニング練習になりにくい。
次に、発音はネイティブではないため、リンキングサウンドや音声変化させずに話すため、フィリピン人講師と淀みなく話せるようになっただけでは、ハリウッド映画を字幕なしで見ることは不可能に近いと思ってください。
英語を習う目的に「映画を字幕なしで観ること」を挙げる生徒さんは、多いのですが、その場合は、米国アクセントに慣れる必要があり、別途、そうした訓練が必要になります。
「映画を字幕なしで観ること」を目的とした場合、フィリピン人講師は合いません。
また、フィリピン訛り(アクセント)があり、多いものは、母音の前にくるSを濁った”z”の音で発音します。
例えば、フィリピン訛りでは、increase はインクリースではなく、インクリーズとなります。
生徒がインクリースと発音すると、インクリーズに矯正しようとしてくる先生もいます。
とはいえ、これらは、些細な問題であり、英会話力向上のためにフィリピン人講師を避ける理由になる程のものではありません。
英会話力向上のためのメリットが、デメリットを遥かに凌ぎます。
英語を流暢に話したいのなら、フィリピン人講師たちとの楽しいひと時(英会話)がお薦めです。
アウトプット練習
「日本人が英語を話せない理由」が、英語の「読み」「書き」を重点的に鍛え、「聴く」「話す」訓練が不足している日本の伝統的な英語教育にあることを考えれば、「聴く」「話す」練習を十分にこなすことで、英語を話せるようになるはずです。
実際に、わたしの生徒さんや友人たちは、地道に、アウトプットに特化した訓練を重ねることで、英語を話せるようになっています。
英語を話せるようになりたくて、「中学英語からやり直しだ!」となってしまう方が多いのですが、10年間も英語を学んできて話せないのに、同じ学習方法を繰り返しても、結果は変わりません。
中学英語からもう一度やり直しても、話せるようにはならないのです。
但し、今まで学んできた学校英語も、決して無駄にはならないので、悲観する必要もありません。
6年間~10年間にも渡って身に付けた「単語力」や「文法知識」は、実際の英会話でも、役立ちます。
結局、何事も最後には、全ての知識および技能が必要になるのですが、優先順位を誤ると、うまく使うことができないのです。
英会話の練習と実践
英会話における練習と実践の違いは、足の着くプールで泳ぐ練習をすることと、足の着かない海で遠泳をすることの違いのようなものです。
海外出張くらいであれば、数日から数週間程度の業務ですので、英語が苦手であっても、通訳などを使いながら、何とかこなすことはできるでしょう。
しかしながら、5年間の米国赴任ともなれば、常に通訳を噛ませていては、一向に仕事が進みません。
こうした状況こそが、英会話が実践で必要になる場面です。
私の経験上、通訳を入れて仕事をしている日本人が現地責任者の場合、コミュニケーションに問題を抱え、問題解決できないどころか、次から次へと新たな問題が生まれます。
反対に、英語が堪能な日本人がマネジメントした場合、非常にうまくまとまることが多いのです。
私自身、スペイン語は話せないため、スペイン語圏では、通訳を使わざるを得ません。
これでは、自分の考えがストレートに伝わらないだけでなく、通常のコミュニケーションの2倍もの時間と労力を要します。
感覚値では、2倍どころか、4倍くらいに感じます。
製品在庫の数が合わないのだけれど、どうなっているの?
製品在庫の数が合わないと言っているよ。理由を教えて。(スペイン語)
検品でOKが出ていたのに、後から、日本でNG扱いになっていたから数がズレているんだよ。(スペイン語)
検品でOKって言ったのに、後から日本人がNGって、言ったと言っています。
誰が、OK出して、誰が、NGって言ったの?
誰が、OKって言ったの?
誰が、NG出したの?
(スペイン語)
こんな具合で、会話を往復する間に、微妙に意味がズレつつ、西語(スペイン語)通訳が噛むのです。
これでは、理解のズレも生じますし、何より、時間が掛かって、お互いにストレスを感じます。
その結果、本来なら、解決する問題も、迷宮入りになることもあります。
世界中の言語に精通することは、現実的ではありませんし、もし可能であっても、コスト・パフォーマンスが悪いので推奨しませんが、コミュニケーション・ツールとしての英語を話せると、このような通訳を挟むことで生じる時間的問題や意思疎通の齟齬(そご)の問題は、かなり減らすことができます。
泳ぐためには…
海で泳ぐために、泳げない状態のまま、いきなり足の着かない海で練習するのは、自殺行為です。
波も高いし、海流もあるし、何より足が着かないのに泳げないのだから、すぐに溺れてしまうでしょう。
まずは、足の着くプールで泳ぐ練習をすることが必要です。
その前に、本を読んで、泳ぎ方を勉強して、水泳の理論を、完璧にマスターしてからプールに入るという人は少ないはずです。
いくら本を読んで知識を身に付けても、それだけでは、実際に水の中でどのような浮力を感じたり、水の抵抗を感じたりするかわからず、イメージできないためです。
英会話の場合、オンライン英会話スクールが足の着くプールでの練習に当たります。
本を読むのは、伝統的な「読み」「書き」に重点を置いた日本の英語教育です。
実践としての海での遠泳は、海外赴任経験といったところでしょう。
水泳であれば、まず、少し、本などで知識を身に付け、あまり、知識習得に時間を掛けずに、まずは、足の着くプールに入って、失敗しながら、練習することで、比較的早く上達できるでしょう。
その際、良質な水泳コーチが付くと理想です。
こうして、2年間くらい水泳を習った後であれば、海で足の着かない場所に行っても、溺れることなく、水泳を楽しむことができるでしょう。
もちろん、海には強いカレント(海流/離岸流)や高い波があり、コンディションによっては、いくら水泳が上手であっても命の危険にかかわる場合があるので、英会話ほど、単純な話ではありませんが。
英会話の練習方法と実践
英会話であれば、本を読むことにあたるインプット部分は、既に、中学・高校の6年間で済んでいますし、特に、当時の授業内容を覚えていなくても、そこまで気にする必要はないでしょう。
水泳理論を全く知らない状態で、いきなり、プールに入っても大丈夫です。
どうせ、足が着くので、溺れません。
同様に、中高の英語を忘れていても、いきなり、オンライン英会話スクールに入って大丈夫です。
そこで、間違えたり、うまく言葉が出てこなかったりするものの、講師に助けてもらったり、テキストを読んで、表現を覚えていくことで、徐々に、話せるようになっていきます。
そうなれば、5年間の米国駐在も怖くありません。
足の着かない、大海原へ乗り出していきましょう。
オンライン英会話スクールは、海外からも受講できるので、駐米中も、レッスンを受け続けることが可能です。
実際に、駐在中の方や、留学中の方が、オンライン英会話スクールで学習していることは珍しくありません。
既に、米国に住んでいる状態で、米国人が、英語で難しいことを説明してくれたとしても、その説明自体が英語で行われるため、結局、理解できないということは珍しくありません。
そんな時に、オンライン英会話スクールで質問すれば、適切な回答を得られ、疑問が解決することは多いのです。
泳ぎ方の本を徹底的に読むよりも、さっさと足の着くプールで泳ぐ練習を始めた方が効率的であることと同様に、中学英語からやり直すより、さっさと、オンライン英会話スクールで話す練習を始めた方が、早く英語を話せるようになります。
どのオンライン英会話スクールを選ぶべきか?
どのオンライン英会話スクールを選ぶべきか?
これは、一概に言えません。
「人に依る」という回答になってしまうのですが、「目的に依る」部分も大きくなります。
TOEICでハイスコアを達成したいのであれば、TORAIZ【トライズ】2ヶ月でTOEIC(R)スコアを本当に上げる やスタサプスタディサプリEnglish になるでしょうし、英会話に重点を置くなら、ネイティブキャンプ がお薦めです。
お薦めできると言っても、ネイティブキャンプにも、メリット/デメリットがありますし、人に依っては、合わない場合もあるので、試してみないことには何とも言えないのです。
ほとんどのオンライン英会話スクールでは、無料お試しレッスンを受講できますので、そちらを試してみるのが一番でしょう。
このブログにも、各スクールの無料お試しレッスンのリンクを貼ってありますので、興味のある方は、一度、試してみてはいかがでしょうか。
ネイティブキャンプ
仮に、ネイティブキャンプを選んだ場合、他にはない特長として、月額一定(\6,480)にもかかわらず、回数無制限でレッスン受け放題という、ある意味、常軌を逸した形態を採っていることが挙げられます。
回数無制限の良いところは、英会話練習を、徹底的にできる点になります。
他のオンライン英会話スクールですと、1日25分コースで、ほぼ、同額の月額6,000円くいらいから、受講できますが、英会話初心者が、ある程度、英語を話せるようになるには、まとまった練習が必要になるため、1日25分ですと、効率が悪くなってしまいます。
1日25分という時間(回数)制限は、生徒のためを思った制限ではなく、スクール側のコスト削減を目指した方策に過ぎません。
そうであれば、最もコスト・パフォーマンスに優れたネイティブキャンプ一択となります。
英語学習は、毎日の継続が大切になるので、平日は毎日2~3時間、休日は8時間くらい英会話漬けになることが理想です。
「無理!」
という声が聞こえてきそうですが、実は、そんなに難しいハナシでもありません。
平日2時間/休日8時間の英会話練習
オンライン英会話が辛いどころか、楽しいものになれば、英会話練習など、遊びと変わりません。
そうなれば、平日2~3時間、休日8時間の英会話漬けも可能になることが理解できると思います。
そのための第一関門は、パートナー選びです。
会話の波長が合う講師を見付けて、毎日、できる限り話してみましょう。
そうした講師は、話し上手であると同時に、聞き上手でもあるため、人気講師のはず。
そうなると、ネイティブキャンプ名物「今すぐレッスン」でクラスを取ることは、難しいでしょう。
「今すぐレッスン」は、NC内の英語で “Sudden Lesson”と呼ばれています。
「今すぐレッスン」では、予約無しで、空いている講師をいつでも好きな時に、すぐ取れるレッスンです。
正に、チャンスは突然(sudden)訪れます。
しかし、人気講師は奪い合いになるため、簡単には取れません。
マウスのクリック速度を速めたり、スマホ画面のタップ速度を速めたりする訓練が必要かもしれません。
英会話練習前に、反射神経を鍛えて、お気に入り講師がクラスを開けたら、一瞬でクリックorタップできるように備えましょう。
しかし、実のところ、それだけでは不十分です。
「今すぐレッスン」で人気講師を常に取っている常勝生徒の多くは、より良いネット環境を求めて、太い回線の契約に変更し、スマホを最新のものにして、高性能のCPUを備えたものを準備しています。
実は、反射神経・運動神経より、デバイス性能がモノを言うのです。
更に、スマホとタブレット端末を、親子で、それぞれ同時にスクロールして、人気講師を取れる確率UPを図っています。
正直、そこまでしなくても良いと思いますが、学習モチベーションを上げてくれる講師とのクラスが取れるのであれば、そうした努力も悪くはないのかな?と思います。
個人的なお薦めは、少数の人気講師に固執(こしゅうorこしつ)するのではなく、気の合う講師を数多く「お気に入り登録」しておいて、自分に合った講師を、いつでも取れるようにしておくことです。
いわゆる人気講師は、誰にでも合わせることができるコミュニケーション能力の高い聞き上手な先生達です。
しかし、万人受けせずとも、自分と波長が合えばいいのです。
そうした講師を見付けて、お気に入り登録しておけば、いつでも、「今すぐレッスン」で英会話練習ができます。
英語を話せない生徒さんの多くは、圧倒的に、練習不足なのです。
毎日25分間のレッスンを受けることは尊いと思います。
しかし、それで話せるようになるには、前後の予習・復習をかなり真剣に行う必要があります。
1日25分だけのオンライン英会話のみで、ビギナーが英語を話せるようになるのは、何年後か?不明です。
そもそも、何年も時間を掛けることは非効率で、短期集中で、目安として3ヶ月~半年くらいで、ある程度の結果を出さないと、半永久的に結果を出せないことが多いのです。
覚悟を決めて、平日2~3時間、休日8時間の英会話を行うというと厳しく感じるかもしれませんが、ひとりで予習・復習をこなすような作業が得意でなくとも、気の合う講師と話しながら楽しいひと時を過ごすのであれば、比較的 ハードルは低いのではないでしょうか。
英会話講師の選び方
半年間に渡って、平日2~3時間/休日8時間の英会話をするとしましょう。
そんな長時間・長期間を1対1で、一緒に過ごす講師が嫌な上司のような人だったら、鬱(うつ)状態に陥るかもしれません。
ブラック企業 勤めサラリーマンではないので、そんな講師のレッスンは二度と受けないでください。
精神を病むことなく、楽しく話せる講師を探しましょう。
ネイティブキャンプの場合は、以下が目安になります。
1.レッスン回数 1,000以上
2.★評価 4.95以上
3.予約数 200以上
4.生徒からのコメントを「いいね!」の多い順に並べてみて、ネガティブなものが多くない。
他のオンライン英会話スクールでも、似たようなシステムですので、これを軸に、講師選びをしてみてください。
また、入室してから、必ずではないものの、避けるべき講師の傾向は、あります。
5.入室した瞬間に
”Welcome to Native Camp! Can you hear me and see me well?”
とお決まりの挨拶をしてくる講師は、ハズレが多い。
これは、NC事務局が言わせているのですが、優れたベテラン講師は、言いません。
6.フリートークを選択して入室し、スモールトーク(ちょっとした挨拶)が終わった後、もしくは、少し話がはずんでいるのに、わざわざ 会話を遮って
“Do you have any topics?”
と聞いてくる講師もハズレです。
7.画面越しに「握手」の真似ごとをしてくる講師もハズレが多い。
8.いきなり、「職業は何?」「結婚はしているの?」「どこに住んでいるの?」とプライバシーに踏み込んでくる講師もハズレです。こうした質問は、NCでは、基本的に禁止していて、講師画面には、プライベートなことを質問しないように!と、デカデカと出るのですが、それさえも、まともに読んでいない証拠です。
「どこに住んでいるの?」に対して、
「日本です。」と回答しても、しつこく、
「何県?何市?」と聞いてくる講師も多いので、そうした場合は、速やかに退室してください。
時間の無駄になります。
9.自己紹介時に自分のことを「~先生」と言ってくる講師もハズレ。
“I’m a teacher ~.”
といった具合です。
10.レッスン中に話すべき理想の時間割合は、生徒が7割、講師が3割程度です。それにも拘(かかわ)らず、生徒の話を遮って、自分のことばかり話す講師もハズレです。
講師画面にも、「生徒7割・講師3割」を守って生徒に英会話練習をさせるように出ますが、それにも、気付いていない証拠です。
個人的には、話す時間配分は、生徒9割で、講師はあくまで1割のサポートをするだけで十分だと考えています。また、過剰な修正は、会話の継続を阻害するため、避けるべきです。生徒の意向を汲んで、修正を多めにすることもありますが、ビギナーのうちは、修正していると、全く会話にならないためです。中級レベルに達しても、修正は最小限に留めて、話す練習時間を多く取り、中上級レベルになって、初めて、会話の切(キリ)の良いところで、チャット・ボックスに打ち込むのがスマートだと考えます。これは、英会話練習を効率的に行う という観点からのハナシであり、私の個人的な経験から得たノウハウですので、これが、唯一絶対の練習方法という訳ではありません。
11. 聞き取れないという意味の
“Come again?”
を連呼する講師もハズレです。
これらに当てはまる講師が、すべてハズレ講師という訳ではありませんが、ネイティブキャンプ歴6年、受講レッスン10,000回超の私の経験から、大体上述5~11のような講師とのレッスンは、時間を無駄にします。
そういった講師の場合、評価が月曜日のアップデート毎(ごと)に下がっていき、4.70未満になってくると、誰も取らなくなるため、1日中 待っても、誰も、クラスを受講してくれず、実質的にクビ状態となります。
そうなると、自主的に辞めていくのですが、この業界は、入れ替わりが激しく、次から次へと新人講師が入ってきて、新人講師の多くが、また 上述の5~11のようなレッスンを繰り返して、短期間で消えていく(辞めていく)というサイクルが繰り返されます。
生徒側としては、楽しく、効率的に英会話力を上げていきたいので、ハズレ講師と見抜いた時点で、速やかに退室して、すぐに、別の講師のレッスンを受けるのが効率的だと思います。
但し、何度も言いますが、合う・合わないといった相性は、人それぞれなので、A君には合う講師でも、Bさんには合わないということは、多々あります。
自分に合った講師を沢山見付けて、「お気に入り登録」しましょう。
それができれば、平日2~3時間/休日8時間の英会話練習は、遊びの延長になります。
でも、ただの遊びではなく、知的な遊び、そして、結果として、半年後に、英語が話せるようになる というオマケ(じゃなくて、目的達成)付き、です。
英会話練習に適した教材
ネイティブキャンプには、目的別に多くの教材が用意されています。
その中で、英会話が上達する教材として、①フリートーク、②5分間ディスカッション、及び③スピーキングをお薦めします。
①フリートークは、特に話す内容を限定せず、好きなことを話せばいいので、普通のおしゃべりに近いですが、ビギナーにとっては、範囲が広すぎて、何を話していいのか わからず、うまく話せないケースもあるでしょう。
そんな時は、話題を限定する意味で、②5分間ディスカッションでトピックを絞ると良いでしょう。
②5分間ディスカッションには、100種類ものトピックが準備されていて、講師が、そのトピックに関して質問をしていきます。
そこで、「話す内容が無くて困る。」という方に、お薦めしています。
①フリートークを取り過ぎて、「もう、いい加減、話題に困っている。」という方にもお薦めです。
但し、講師側のテキストにある質問が、あまり練られておらず、前の問いで回答済みの内容を、再び尋ねる流れになることが多く、講師側での調整が相当必要になります。
従って、慣れていない新人講師の場合、うまく話をつなげられないことが多くなります。
そうした意味でも、前節で言及した講師選びは重要になります。
最後に、③スピーキング教材は、自ら、口頭で英文を捻り出す練習になります。
講師が提示してくれる回答例は、あくまで例示であり、それを丸暗記する必要はありません。
無数の丸暗記をしたところで、使用しなければ、忘れてしまい、再現性が無いためです。
例え、短いものであっても、自分で言えるフレーズを多くストックしておくことが重要です。
回答する中で、自分の言い易い言い回しを使って、それを自分の中に、ストックしていってください。
そのフレーズが、財産になります。
終わりに
以上で、半年後には見違える程、英語を話せるようになっているはずです。
決して、簡単な道のりではないけれど、素敵な講師を伴走者に選んで頂ければ、その道中も楽しいものになります。
気付けば、「いつの間にか、英語を話せる状態になっていた。」そんな方は、沢山います。
続けられなくて、途中で止めてしまうと、辿り着けませんが、そんな時は、一休みしていいと思います。
英会話ができるようになることは、最初のゴールであり、その先、まだ様々な課題に直面するでしょう。
でも、一度、英語で成功体験を積んでいる者には、大した問題ではないでしょう。
既に、乗り越え方を知っているのですから、悠々と乗り越えていけます。
英語学習は、終わりなき旅路。
一緒に、たのしい旅を続けていきましょう。
NC(Native Camp)なら、1週間無料体験
DMM英会話なら、2回無料体験
ビジネス英語なら、Bizメイト
ネイティブ講師なら、Cambly
カラン・レッスンなら、QQイングリッシュ
外資系転職なら、en world
管理職の転職なら、MS-JAPAN
広範囲な転職情報を網羅するDODA
プログラミング習得ならCode Camp
にほんブログ村
コメント
Thanks so much for this article this motivate me alot more blog sir!
A very insightful and informative article. Many people try to learn English the wrong way which often yield poor results. And of course learning English can be made a fun activity, that way it’s easier to remember and understand. Thank you Travis for always making such useful information available.
I’ve learn ways to study English at home. Big Thanks!
this article is so helpful thanks so much for sharing this more blogs sir
Amazing👏🎉 Very interesting and informative😊!
This is so interesting 🙂
A reliable source for those who are almost running out of article to search. Highly recommended especially to those who are really motivated to learn English.
Keep making informational and helpful articles.
Nice and informative!
Hi, Christella! I appreciate the comment. Yes, many Japanese people try to master English but they sometimes did wrong efforts to speak English. We, Japanese learn English as a wrong way for a long time, so we should notice the right direction and procedure to improve our abilities of English conversation. Thank you for your kindness. See ya! Travis
This article is very helpful. It is very informational and has lots of recommendations and learning. Also I’ve learn ways to study English at home since the pandemic is getting worst again. I’ve learned that there are safer and enjoyable ways to learn English. Thank you for the kind editor of this article. Have a nice day and I hope you’ll continue making informational articles.